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20110405

RFIDって、口頭とか紙ベースで説明きいても、あまりピンと来ませんよね。
かといって、いわゆるデモは意外と面白みがない。というか見飽きてしまっていたり。

ここでは、わたしたちが日々おこなっている様々な実験を可能な範囲で公開させて頂こうと思います。
失敗も含めて見て頂き、RFIDの面白さを感じていただければ幸いです。

さて、今回は初回なので非常にシンプルなものから。
まずはこちらの動画をごらんください。


さて、何のデモか分かりましたでしょうか?

本来ならビデオにキャプション入れる形で解説をしていくのが分かりやすいと思うのですが、
ちょっとスキルが追いつきませんでした。。。以下、順を追って説明させて頂きますね。

概要としては、ご覧頂いたとおり何の変哲もないテーブルにマニキュアやクリアファイルを置くと、
パソコンの画面には自動的に認識されたモノの名前と数が表示される、というデモでした。

もはや説明するまでもありませんが、モノにはそれぞれRFIDタグが取り付けられています。




たとえばマニキュア。

こんな感じで底面にRFIDタグを取り付けてます。


RFIDタグにも色んな種類があります。

いずれにしても、外から見るとRFIDタグが貼付されているのは分かりにくいですね。

このデモをご覧頂くと、小売店の店頭に並んでいるサンプルに同じ仕組みを導入できると、
面白いデータが簡単にとれるようになりますよね、なんて声を頂くことが多いです。

ほんとにそうだと思うのですが、なかなか実現されませんね。。。



次に机に置かれたのは、カード加工されたRFIDタグ。
鉄道系とか決済系のカードのイメージですね。

ご覧頂きたいポイントは、下記のように複数枚が重なっている状態であっても
正しい枚数が識別されているところです。





名刺ケースの中に入れて、ピタっと重ねても大丈夫。
通常は、RFIDタグって重なると読めなくなります。




あと、アンテナに対して並行ではなく、
立てた状態でも読めるところもポイントです。




さて、種明かし編です。


こんな、何の変哲も無さそうな机ですが、




実は下から見ると、こんな感じなんですね。



養生テープで仮止めしただけですが、RFIDアンテナを取り付けておきました。


RFIDタグのUIDを表示するだけのシンプルなデモですが、
アンテナを変な場所に配置するだけで、少し意外性を演出することができました。



といった感じで、本日の実験室は終了です。
初回ということで、だいぶ手抜きしてしまいました。

どれぐらいの頻度で更新できるか分かりませんが、乞うご期待です。
こんな実験してよ、みたいなリクエストもお待ちしてます!